この記事はメーカーから製品サンプルの提供をいただき執筆しています
スマホ用3軸ジンバル『Snoppa M1』


こちらが、今回ご紹介するスマホ用の3軸ジンバル『Snoppa M1(スノッパ M1)』。
内部に高感度ジャイロセンサーと加速度センサーを搭載し、リアルタイムにスマホの位置を測定、三つの異なる方向から角度補正し、常にスマホの完璧なバランスをとり、安定したスムーズな映像撮影ができる撮影機材。
スペック
製品型番 | SP-M1 |
サイズ | 収納サイズ:208 x 53 x 43mm 展開サイズ:266 x 53 x 43mm |
重さ(電池含む) | 450g |
可動範囲 | 水平:360° ピッチ:±100° ロール:360° |
適用可能なスマートフォン幅 | 58〜85mm |
bluetoothバージョン | 4.0 |
連続使用時間 | 約4時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
容量 | 1050mAh |
出力電圧 | 7.4V |
開封と同梱物の紹介

パッケージは、ペリペリと破るタイプで、ギミックもあり開封が楽しい。

同梱物は、ジンバル本体の他にストラップと充電用のmicroUSBケーブル。

あとは、日本語対応の取扱説明書となる。
『Snoppa M1』の外観チェック


『Snoppa M1』は、約491gと重量も含め、500mlのペットボトルサイズで、折りたたみもできて持ち運びは、非常にしやすい。

筐体は、ほぼプラスチック製ではあるけど、マットな質感もよく品質は高い。

底面には、一般的な三脚用に適用した1/4インチサイズのネジ穴もあり、幅広く使用することができます。
10秒で撮影準備ができるセット方法

初めにしておきたい専用アプリのインストールや初期設定などは後述するが、『Snoppa M1』は、慣れたらわずか10秒ほどで撮影準備ができてしまう。
手順は、スマホを挟むホルダーを起き上がらせ、本体を伸ばす。

スマホをセットし、60度以上角度をつける。

電源ボタンを2回押せば(2回目は長押し)、準備完了。
専用アプリを使わず、デフォルトのカメラアプリや好きなカメラアプリで撮影する場合は、これで『Snoppa M1』はジンバルとして使えるようになっています。
セット手順はこの通り
- ホルダーを起き上がらせる
- 本体を伸ばす
- スマホをセットする
- 60度以上角度をつけ電源ボタンを2回押す(2回目は長押し)
- カメラアプリを起動
モードについての操作方法

専用アプリを使わず『Snoppa M1』を使用する場合は、「ロックモード(上下左右を固定)」「パントラックモード(横方法のみ追尾)」「オムニトラックモード(上下左右に追尾)」の3つのモードで『Snoppa M1』を使用できる。

また、キープさせたい角度や向きは、手動にて数秒キープさせることで、このように簡単に変更ができます。

もちろん、「横撮りモード」だけでなく、「縦撮りモード」や、スマホを下側に回転させて「ローアングルモード」といった使い方もできます。
使用するうえでの注意点


ある程度厚みのあるスマホケースなら問題なく使用できるが、バンカーリングなど落下防止系アクセサリを使っている場合は、ホルダーにセットできないので注意が必要です。

『Snoppa M1』は、セット状況に合わせて、5枚のプレートでウェイト調整ができます。
専用アプリのインストールと初期設定

『Snoppa M1』の機能を最大限使うには、Snoppa専用のアプリをインストールします。
取扱説明書に記載されたQRコードをカメラアプリを使ってインストールするか、以下リンクよりインストールしましょう。

先ほどのQRコードを読み取るとSnoppaの公式サイトへ飛ぶのでスクロールし、アプリのダウンロードから「Snoppa」アプリをダウンロードします。

ダウンロードが完了したら、アプリを起動させ、「Snoppa M1」を選び「Start」をタップ。
カメラとマイクへのアクセスが求められるので「OK」を選択します。

するとこのようにホルダーのガイドが表示されるので、ガイドに合わせて『Snoppa M1』へスマホをセットし、右下にある「確認」をタップします。

セットした図。

初めて起動させると、クイックガイドが表示されるので、使い方を見ておくとスムーズにアプリを使えると思います。

次にするのは、Bluetooth設定。
右下の「Bluetooth」アイコンをタップします。

『Snoppa M1』の電源を入れると「ペアリング可能なデバイス」一覧にペアリング可能なSnoppaが表示されるのでタップで選択し、接続させます。

無事接続されるとアイコンが白い状態に変化し、『Snoppa M1』のバッテリー残量表記が表示されます。
続いてBluetoothアイコン上にある「歯車」アイコンをタップし設定一覧を開きます。

「ファームウェア情報」から最新版のアップデートがあれば、アップデートを完了させ最新のアプリの状態にさせておきます。
次に「自働較正」から「ドリフトの較正」と「水平の較正」をすれば、最初にしておきたい初期設定はすべて完了。
これで、ひとまずは専用アプリを使った撮影環境が出来上がったわけです。

「Snoppa」アプリを使えば、「ロックモード」「パントラックモード」「オムニトラックモード」の3つのモードに加え、人物などの動きに合わせて自動追尾する「トラッキング撮影モード」が使えます。
他にも、シャッタースピードやホワイトバランス、ISO感度といった詳細な設定も可能で使い勝手はなかなか良い。
操作方法で非常に分かりやすい参考動画があったので載せておきます。
充電について

『Snoppa M1』は、約1時間30分の充電で約4時間使用することができます。
充電場所は、本体を伸ばした中にあり、充電が少し面倒。
約1ヶ月(使用回数4回)使ってみた感想


僕自身、初めて使った3軸ジンバル『Snoppa M1』。
本体の太さや重量の問題でグリップ感については、お世辞にも握りやすいとは言えず、まだまだ改善した方がいい点もあったが、設定も簡単で誰でも気軽に使えるシンプル設計はよかった。
ジンバルとしての性能はもちろん、何よりコンパクトに持ち運びできるのは、何より魅力的に感じました。
機能や性能がいくら良くても、持ち運びを苦に感じてしまったら本末転倒なので、使わなくてもとりあえずバッグに忍ばせ、気軽に持ち運びのできる『Snoppa M1』は、まさに最初に購入するべき・そして使いたい3軸ジンバル。
気になる人はぜひチェックしてみてください。
- スマホを使った撮影クオリティが上がる
- コンパクト設計(ペットボトルサイズ)で持ち運びに適している
- 設定が簡単
- デザインが良い
- 比較的安価で手にしやすい
- ウエイト調整ができる
- 別売りのアタッチメントを使えばGoProでも使える
- 左右に空間が空いてるのでマイクなど外部アクセサリーを使用できる
- 持ち手が太く持ちづらい
- 先端に重心があり少し重い
- モード切替など各操作はスマホ画面でしないといけない(手元でできない)