Peak Design LEASH L-BL-3(ピークデザイン リーシュ)

こちらがカメラアクセサリでは、てっぱんアイテムのひとつでもあるアンカーリンクスが備わったピークデザインのカメラストラップ『リーシュ』。

カラーは、『ブラック』と「アッシュ」の2色展開。

ピークデザインのカメラストラップには、「スライド」、「スライド ライト」、『リーシュ』の3種類があり、『リーシュ』はストラップ幅が約19mmと中でも1番細いモデルになっています。

ここでは触れませんがハンドストラップなどもあり

内容物のご紹介

付属される内容物は以下の通り

  • リーシュカメラストラップ
  • アンカー(4個)
  • アンカーマウント
  • リング(2個)
  • 4mm六角レンチ
  • マイクロファイバーポーチ
  • ステッカー

アンカーリンクシステムについて

アンカーリンクス(アンカーリンクシステム)は、コード付きの丸いパーツ(アンカーコネクタ)をカメラのストラップホールに装着し、ストラップ両端のクイックコネクタへ簡単に着脱できるシステム。

アンカーを複数台のカメラにセットしておけば、スムーズにストラップを付け替えることができたり、ピークデザインの別のアイテムに付け替えたりすることもできます。

アンカーのコードは丈夫そうではあるけど、丸い部分はプラスチック性で、一見頼りなさそうにも感じるのですが、耐荷重90kgとなっているため、ストラップが細くて痛いという問題はさておき、使用上どんなカメラで使っても問題ない仕様になっている。

消耗品でもあるアンカーの紐は3層になっていて、内側には黄色と赤色の層があり、交換時期の把握がしやすい工夫もされています。

アンカーは、日々進化しているようで、現行バージョンはV4となっています。

黄色が見えてきたら交換時期、赤色は危険的な

アンカーの着脱は、多少硬さがあって勝手にロックが外れる心配はなさそう。

アンカーリンクスは、意外と単純な構造になっていて、クイックコネクタの内側にあるアルミプレートでアンカーを押し上げロックしているようです。

ストラップの使い方と詳細

ストラップには、クイックアジャスターが完備されていて、スムーズかつ瞬時に長さ調整できるようになっています。

しかも、アジャスターは左右に一つずつ付いているので、アジャスターの向きを気にせずアンカーへ取り付けできる。

操作方法としては、ストラップを掛けたら片手でカメラを押さえ、アジャスターを上へ引っ張るとストラップが短くなり、下へ引っ張ると長くなる

ストラップ長は、830mm〜1450mmまで調整可能。

アジャスター部は、ハイパロンという硬めの素材が使用されているようで、アッシュカラーのみベース部分にレザーが使われているみたい。

メーカー純正ストラップのように内側に滑り止め加工はなく、長さ調整や前後移動する時などサラッとスムーズにできる。

ちなみにストラップの素材は、車のシートベルトに近い感じのナイロン製。

ピークデザインのカメラストラップが向いている人ってどんな人?

三脚にセットしてよく撮影する人なら、何度か経験あると思うのですが、ストラップに引っ掛かって三脚ごと倒しそうになったり、パンやチルトといった三脚の操作中にストラップが邪魔になったりなど、結構不便に感じることって多々ありませんか?

他にも、バッグや防湿庫へしまう時なんかに、もっとスマートに完結させたいと思っている人にも良いかもしれません。

まぁ単純に、カメラを使っていてストラップを邪魔に感じた事がある人であれば、購入して間違いない製品だと思います。

中でも、カメラストラップ「スライド」、「スライド ライト」、『リーシュ』は、ストラップの長さ調整を頻繁にする人におすすめ。

ストラップの調整を殆どしないのであれば、お気に入りのストラップやお洒落なストラップを使ってアンカーリンクスのみを購入し、着脱機能を追加させるのが良いと思います。

いろいろと試してみました

実際にカメラの三角環にアンカーを装着してみました。

それほど不備ではないけども、カメラを動かすとカチャカチャボディに当たって音がなる。

いっそ三角環を外して、ストラップホールへ直接アンカーを取り付けてしまおうかとも思ったのですが、完全に改善するわけでもなさそうだし、アンカーの擦れる頻度が上がり寿命が早くなるので、ひとまずステイ。

次は、ストラップを首や肩から掛けた時にレンズが下を向くようカメラの角度を変更できるアンカーマウントを試してみます。

使い方としてはこのような感じで、片方をカメラ底面のアンカーへセットして使います。

(左)デフォルト(右)アンカーマウント

アンカーマウントを使うメリットとしては、ストラップを掛けた時、レンズが下を向くので自然な状態でカメラを掴むことができたり、混雑した場所で人に当ててしまったり、レンズをぶつけてしまうリスクを下げることができます。

デメリットは三脚穴が使えなくなるので、三脚も頻繁に使う人には向かない。

もしカメラ三脚(雲台)をアルカスイス規格で統一しているのであれば、下記スタンダードプレートやデュアルプレートを使えば、付け外す必要なく使用できます。

(左)デフォルト(右)アンカーマウント

また、アンカーマウントを使うことで、カメラの重心が変わり、体への負担が減ったりもします。

カメラをたすき掛けでよく使う人なら分かると思うのですが、デフォルトのストラップホールホールへストラップをセットした場合、重心位置が外側になるので、(左)黄色の丸い部分が歩く度、内へ内へとコツコツ当たってきて非常に辛い。

体へ当たるのがレンズ側になれば、ある程度体に合わせて沿うよう外へ逃げてくれるので負担はかなり軽減されて楽になります。

三脚で使う度にアンカーマウントをいちいち付け外すのが面倒だったので普段使っているプレートの間にアンカーを噛ませてみましたが、完全にアウトのような気がするのでこの使い方はやめました。

この使い方をする場合は自己責任でお願いします。

付属ポーチの使い道としては、使っていない時のストラップ収納や、余りのアンカーやその他付属品をまとめておく入れ物として使えるので以外に便利。

約1週間ほど使ってみた感想

ピークデザインの『リーシュ』いかがでしたか。

個人的に使っているカメラセットの重量が約1kg強なんですが、これくらいの重量なら19mm幅の『リーシュ』でも問題なく使用できています。

『リーシュ』は、細身のストラップなんで、ファッションの邪魔にもなりませんし、夏の暑い時期にも使いやすそうで気に入っています。

「ストラップが煩わしい」問題から開放してくれる最高のカメラアクセサリ。

  • アンカーリンクシステムで簡単にストラップの付け外しができる
  • クイックアジャスターでストラップの長さ調整が簡単
  • 強度がしっかりしているので安心して使える
  • ストラップの内側に滑り止め加工がないので前後への移動がスムーズにできる
  • アンカーの寿命が3層構造で交換時期の把握がしやすい
  • 黒と赤のデザインカラーがイマイチ
  • アンカーマウントが使いづらい

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