この記事はメーカーから製品サンプルの提供をいただき執筆しています
INAIR M360bt
「耳に入るスピーカー」や「世界で最も小さいスピーカー」をうたい文句に、何かと注目を集めるのがこちらの『INAIR M360bt』。
INAIRには、有線モデルとワイヤレスモデル(Bluetooth)の2種類あり、ご紹介するのは、後者のワイヤレスモデル(bt)となる。
両モデルは価格に違いがあるため、各自用途に合わせて適切なモデルを選ぶといい。
型番 | M360bt |
Bluetoothバージョン | 4.1 |
対応コーデック | SBC/AAC/Apt-X |
音圧レベル | 92dB±3dB(at 1KHz 1mW) |
周波数帯域 | 20~20kHz |
インピーダンス | 16 Ω±15%(at 1KHz) |
連続再生時間 | 約5時間 |
連続通話時間 | 約7〜8時間 |
連続待機時間 | 約300時間 |
同梱物のご紹介
同梱物は以下の通り
- M360bt本体
- インエアーキャップ×6
- ケーブルクリップ
- 充電用microUSBケーブル
- 取扱説明書、保証書
外観を詳しくチェック
本体のカラーバリエーションは、ワイヤレスモデルも有線モデルも同じで、シルバーとブラックの2色が用意されている。
アルミ削り出しのシンプルで無垢なボディは、デザイン性を高めるだけでなく、剛性と強度を高める効果もある。
実際手に取って触ってみると、ひんやりと冷たく小さいながらも所有欲という面では十分満たしてくれるイヤーデバイスになっている。
そして、サイズもさることながら軽さに驚いた。
大きく見える専用の「インエアーキャップ(ソフトスポンジ)」ですが、ふわふわと柔らかく適度な反発性もあり、耳の中でフィットする感じが分かる。
ちなみにインエアーキャップは、一つ一つ丁寧に削り出して丸い形状を作っているようです。
インエアーキャップの単体販売があると嬉しいところ。
インエアーキャップを外した中の構造は一般的なイヤホンと違い、シリコンを被せた少し変わった形状に。
これはAIR TUBEという特許申請もしているオリジナル構造らしく、チューブ内部にも音を満たして、360°方向に音を伝達することや皮膚や骨まで振動を伝えることで低域を表現するようです。
装着には少しコツがいるのですが、数回使用すれば慣れますし、装着方法について煩わしさを感じることはない。
上記動画では分かりやすいよう大きいアクションにしていますが、慣れればより自然に装着ができる。
コントローラーが左耳(L側)、バッテリーが右耳(R側)にあり、装着時や首へ掛けた時のバランスは良い。
エラストマー素材を使用したケーブル長は約86cmほどで、首周りにあたるケーブルは丈夫な布巻き製ケーブルを採用している。
丈夫といっても決して固い分けではなく、普通に紐を首へ掛ける感覚で使用できる。
※布巻き製ケーブルはコントローラーからバッテリーまでの部分
コントローラーの操作は左手で行うかたちになる。
ワイヤレスイヤホンの多くは、イヤホン本体側(スピーカー側)を上に考え+ボタン(ボリュームアップ)を配置していることが多いため、最初に見た時コントローラー逆では?とも思ったのですが首に掛けて見ると、人差し指が+ボタンに、薬指が-ボタンになるようにしっかりとコントローラー位置が考えられていて、より自然な形に手を持っていくことができ操作は非常にしやすい。
インジケータは緑とオレンジに点灯し、各操作によって点灯・点滅色が変わるようになっています。
充電中はオレンジに点灯し、充電が完了すると消灯するなど。
コントローラーの背面にはくぼみがあり、コントローラーの操作を安定して行える工夫も。
充電についてですが、USB-Cや無線タイプの充電方法を採用したBluetoothイヤホン・ヘッドホンがちらほら出てきていることもあり、新スタイル・コンセプトの「INAIR」には、従来のmicroUSB式ではなく、最新の充電方法を取り入れてほしかった。
音質について
正しく装着することで、どの音域もクリアでフラットな印象。
それでいて、音の響きや臨場感も感じられる。(個人的にピアノバラードを聴いた時には、鳥肌が立ちました)
人によっては、低域から中域に物足りなさを感じる場合もあるかもしれませんが、連続で長時間使用しても聴き疲れせず、常に心地よく使用できるバランスの取れた音質は非常に気に入っている。
カナル型イヤホンとは違いあまり遮音性はないため、外部の音を遮断して音楽に没頭するなどの使い方はできませんが、キレイな音を聴きながら外部の音もそれなりに聴き取れるという点も気に入っている。
付け心地についても、一度装着すれば外れる心配は全くなく、フィット感も良好。
スポンジの反発による多少の圧迫感は常に感じるのですが、とにかくボディが軽く何かに集中している時には付けてたっけ?と手で確認することも多々。
約1ヶ月使用した感想
デザインがイケてるため、外出時も常に首から下げて使うことが多かったこの1ヶ月。
両耳装着の場合、問題視する点はないのですが、片耳装着時は、布巻き製ケーブルと肌との相性が良すぎてスルスルとズレてしまう。
そこで、付属のクリップを使うもクリップの装着は布部分ではなく通常ケーブル部にしか装着できず、セットしても遊びがあるため、落下防止の役目はあるもののズレ防止の役目はならずという感じ。
セットした所でしっかりキープできる仕様にしてくれるとありがたい。
これまで外出時は、自分の耳に合っているという理由から有線のEarPodsを常に使ってきた僕ですが、アルミ削り出しのボディはMacとの相性も良くデザイン製と高解像度の音質に惹かれて『INAIR M360bt』へ完全移行するほど、今ではお気に入りのイヤースピーカー(ワイヤレスイヤホン)。
新しい音楽体験を可能にするイヤースピーカー『INAIR M360bt』。
- クリアでフラットな音質なので長時間聴いていてもノンストレス
- 耳の形状に関係なくフィットする
- タッチノイズが少ない(首周りはしない)
- 軽量で装着による疲れがなく、楽
- 圧迫感は多少あるがフィット感が抜群
- デザインがイケてる
- 連続再生時間が5時間と少ない
- 片掛けに向かない
- 遮音性が低い
- 音漏れは多少あり
- 防水性は備わっていない